タブーの忌み言葉というものはつきものです。何例かあげてみたいと思います。
「離れるようなイメージをもつ言葉」
切る・切れる・離れる・別れる・破れる・破る・亡ぶ・とだえる・枯れる・うとむ等
「不安定をイメージさせる言葉」
去る・出る・戻る・追う・追われる・帰る・繰り返す・飽きる・退く・捨てる・辞める等
「不幸をイメージさせる言葉」
滅びる・苦しい・薄い・浅い・嫌う・落ちる・冷える・敗れる・争う・悩む
冷える・つぶれる・壊れる・短い・辛い・滅びる等
「不吉な音の言葉」
四・九・塩・梨・苦労等
「再婚をイメージさせる言葉」
たびたび・重ね重ね・再び・再度・皆々様・たまたま・かえすがえす・二度三度
且つまた・なおまた等
と、色々とありますが余りに忌み言葉を避け過ぎ話がおかしくなるようである場合は前後の内容によっては使用する事もあります。
お祝いの席でのスピーチに忌み言葉を使用すると言うことも少ないと思います。 基本的な忌み言葉を知っていればごく普通にお祝いをのべて良いかと思います。
例と致しまして、披露宴が終わり閉宴する時は司会者が「これをもちましてお開きに致します」というのは、結婚関係では 「閉宴」「閉会」は閉じる、帰るという言葉が忌み言葉になっているからです。