まず席を立ち椅子を静かに後ろへ動かし、この時大きな音をたてず静かに立ちます。ナフキンですが卓上に置くと良いでしょう。マイクの前へ移動し主となる人(新郎新婦)へ身体を向け一礼します。胸を少し張り肩の力を抜きごく自然な楽なスタイルでゆっくり話し出すと良いでしょう
新郎新婦の方を向いたまま話をするのですが、やはり緊張はしてしまうものです。
あがってしまうと聞き手の顔もなかなか見る事も出来ませんが、慣れてくると段々落ち着いてきて、相手の共感の度合いもわかってくるようにもなります
ここでやってはいけないことは、天井を見上げたまま話を進めてしまったり落ち着きなく手を動かしたり、下を向いたまま話してしまう事です。
しかし場慣れしていない人の挨拶が好感や感動を与える事もあります。形式的ではなくても、心を込めて話す事が大切かと思います。ただし、美辞麗句で飾りダラダラ話し真心がこもっていないのは残念です。
話の内容がしっかりしていて話し方や姿勢や態度が誠実であれば気持ちは伝わるものです。新郎新婦は毎回同じではありません。そのときのその相手にあった実のある話をすることが一番です。
形通りの挨拶はやはり形通りの挨拶です。うまい話をしようとするのではなく内容のある話をしましょう。なるべく普段通り穏やかな気持ちでゆっくりと話をしましょう。
話が終わったら、新郎新婦に軽く一礼し静かに着席して下さい。